2015年7月13日月曜日

学ぶというコト、教えるというコト

人が新しい世界に飛び込もうとすれば、そこには必ず「それまで知らなかったコト」や「考えもしなかったコト」が次から次へと出てくる。
新たな知識や課題にワクワクしたり、それを知るコトで自分が着実に成長できているという実感も生まれる。
聞くことや見るものすべてが新鮮で、それを身に着けさえすれば『自分は一人前になれるんだ』という希望に包まれる。

でも、そんなのは始めのうちだけ。。。

次々と繰り出される「知らないコト」「できないコト」に次第に疲れ、出された課題をクリアできない自分の実力を知り、おまけにそれを指摘してくる先生や先輩たちにもうんざりしてくる。

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なぜ私がこんなコトを書くかというと、2週間前の演技レッスンで稽古場の空気にふと違和感を感じたから。
以前は改善点をアドバイスされても前向きに受け止めていた生徒たちから、この日はなぜか覇気や熱意を感じない。

私が「レッスン前にテンションを上げてきてね」とか「自分の不安を稽古場にもちこまないように」と注意すると、みんななんとか即席の元気を爆発させ空気を明るくしようと頑張っていた。
どうやら自分たちの沈んだ空気に、全員がまったく気づいてなかった様子。。。

レッスン後、一人に理由を聞くと「自分が成長してる手ごたえがないんです」・・・・とのコト。


・・・・・・・・・・そっか。
それは指導する先生の・・・・・・・・・ってか、私のせいだわ(汗)


だって、ちゃんと成長してるし。
数か月前には全くできてなかったコトが、今では軽々とできるようになってるし。

私は生徒それぞれが課題をクリアすると、次にはさらにレベルアップした課題を与えている。
そして、そのこと自体が私から生徒みんなへの「あなたは成長してるんだよ♪」というメッセージだと思っていた。

だが、どうやらそう思っていたのは私だけで、生徒たちには全く伝わってなかったみたい・・・・・。
ってか、冷静に考えると伝わるワケないよね。。。

・・・・・・自分の怠慢を深く反省。
今後は、課題をクリアするたびにちゃんと言ってあげようと思います。

生徒だけじゃなくて、先生も日々勉強ってことです。。。



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