2015年10月19日月曜日

殺陣レッスン風景

「舞台でカッコよく殺陣を決める」ための俳優養成所として開校した、このトーキョーアクターズファーム。
今回は、その根幹となる『殺陣レッスン』のカリキュラムをザッとご紹介します!

大まかな流れとしては――

1. 軽いジョギング+柔軟
      ↓
2. ステップ(8種)
      ↓
3. 木刀を使ってウォームアップ+押し合い
      ↓
4. 軽い筋トレ
      ↓
5. 足さばき(11種)
      ↓
6. 素振り各種

ここまでで所要時間は約1時間。
これらが終わって、ようやく各自のレベルに応じた練習に入っていくワケです。

とかく殺陣は特殊な動作が多いので、慣れるまではとにかく反復練習が必要不可欠♪

でもある日ふと気づくと、カタナをまるで自分の手足のように扱えている自分に気づくハズ。

※音量注意!音が出ます。

日々確実に成長している受講生たちを見ていると、決まってある言葉が頭をよぎります。

「努力は人を裏切らない」

この言葉を苦も無く体現していく姿に、教えている立場の私が逆に多くのことを教えられているという・・・・・。

卒業公演で舞台の真ん中でカタナを振る姿が、すでに目に浮かんでます!!!


2015年10月16日金曜日

適応力アップ!

いよいよ本格的に来年3月の研究&卒業公演の稽古が始まるのを機に、いま訓練しているのが『舞台上での適応力アップ』です。

つまり「演出家」の要求に柔軟に応えられるようになるための訓練、ってことですね。

朗読劇は別として、たんにセリフを覚えただけでは面白い舞台作品は出来上がりません。
ある程度大まかにセリフが入ったら、今度は舞台上を動きのある空間にしていく必要があります。

そこでまず、それぞれの役がどこでどのセリフを言うのかを私が細かく説明。↓↓↓

 

その指示を頭に入れたら、次に気持ちはともかく動きを入れながらセリフを言ってみる。↓↓↓


全部の動きが決まったら、すべての行程を最終確認。。。↓↓↓
みんな真剣な顔でおさらい中です(^―^)/


これを何度も繰り返すうちに少しずつ慣れてきたのか、スゴくいい表情になってます♪↓↓↓


ここまで来れば、あとは役の気持ちが自然に出るようにリラックスしていく作業。

みんなあと少しだっ!頑張れ~っ!!!

2015年8月12日水曜日

「やりたい役」と「できる役」

先日のレッスン後、雑談しているなかで一人の生徒が言った言葉。。。

「どんな役でもやれる女優になりたいんです!」

ここで昔の私なら、間違いなく――

「お!その意気込みイイね~♪よし、一緒にがんばろう!」

そう言ってやれた。
でも、その時私の口から出た言葉は違った。

「何でもはやれなくていいよ♪ 自分に合った役さえ見つかれば」

もちろん、演技を学ぶ者はみな「いつか演じたい理想の役」を思い描いて演技を磨いていくのだが、必ずしもそれが「自分に合っている役」だとは限らないから難しい。。。

例えば、サバサバとしたボーイッシュな役にいくら憧れていても、本人の見た目や声がその役に見合っていなければそんな役は回ってこないし、もし回ってきたとしても観客が納得するクオリティに仕上がるかは極めて怪しい。。。
逆に本人が持つ可愛らしさを生かせる役のほうが無理せずラクに演じられて、そのうえクオリティの高いモノに仕上がるのなら、結果的にそれがその人の「当たり役」というコトになる。

私がこれまで出会ってきた多くの役者(志望)の人たちが、こういった「理想と現実」のギャップに苦しみ、この世界から去って行った・・・・・。
アナ雪じゃないけれど、もし「ありのままの自分」を愛するコトができたなら、自分の長所も欠点もその全てを「個性」として肯定できたなら、彼らの俳優人生はもっと充実したモノになったに違いないと思う。

私が講師として指導していくのは、俳優に必要となる「心構え」や「技術」であって、「個性」を摘み取ることでなはい。

私から見た生徒たちは、みんなそれぞれが個性的で魅力的だ。

そこに役者として必要な「心構え」や「知識」「ほんの少しの技術」を教えるだけで、観客から憧れられる存在に育ってくれるなら、講師としてこんなに嬉しいことはない。

願わくは、彼らが俳優人生を送るなかで自分自身のコトを心から愛せるようになってくれれば――。
その手伝いをするのが、講師という仕事なのかもしれない。


2015年8月3日月曜日

テキスト台本NO.2「クレーマー・クレーマー」

仲のいい友達同士で誕生日プレゼントを渡すという内容だった、前回のテキスト台本「サプライズプレゼント」。
これは、単純なシチュエーションでの素直な感情表現を身に着けるために、あえて対等な『友達同士』という設定にしました。

ですが世の中いろんな人間関係があるなかで、完全に対等な関係っていうのはほとんどありません。
家族の中でももちろんですが、とくに他人同士となるとお互いの立場や社会的地位などによって、「強く出る側」と「下手(したて)に出る側」が出てくる場合があります。

そこで次のテキスト台本NO.2は、デパートにイチャモンをつけにきたお客とクレーム対応の店員という設定にしてみました。


理不尽な理由で従業員相手にキレまくるお客さんの役をふられた生徒のなかには

「私、ふだんはあまり怒らない人なんです(T―T)」

と、あまりに自分とかけはなれたキャラに戸惑う姿も・・・・・。
たしかに「自分に無い感情でもとりあえず出せ!」といきなり言われても、初めはどうやっていいのか分からないよね。

でもね・・・・・役者って自分自身ではない「役柄」を演じるからこそ、『役者』という名称で呼んでもらえるのもまた事実。。。
未婚で子供を産んだことなくても『お母さん』の役はまわってくるし、人を殺したことなくても『殺人者』の役がまわってくることだってある。
そのすべてを「経験がない」「自分はそういう性格じゃない」と避けていたら、永遠に「役者」を名乗る日はやってきません。


じゃあ、どうすればいいのさっっ!!!(怒)


はいっ♪
そんな不安の声にお応えして、当養成所では自分にない感情の生み出し方を丁寧にわかりやすく指導いたします!!!
また現代劇だけでなく時代モノに対応できる役者を排出するための「殺陣指導」も行なっております。
ぜひ役者としてのスタートを「トーキョー・アクターズ・ファーム」からはじめてみませんか?
※演技のレッスンは専門的な指導のもと安全・適切に行なっております。また効果には個人差があります。


以上、PR記事でしたっっ!!!


2015年7月27日月曜日

7月25日/演技レッスン

【授業内容】
 ライトジョグ,筋トレ,体幹トレーニング
 ストップ&スパーク
 外郎売り(ダッシュ,三角形)
 呼吸法,発声,滑舌
 課題:殺陣をしながらのセリフ

もうすぐ7月も終わりに近づき、そろそろ卒業公演の台本を考えはじめているワタシ。

普通に現代劇をやればよかった「研究公演」とは違い、「卒業公演」では生徒全員が殺陣をセンターで演じなければならない。
ただ芝居するだけでも大変なのに、それに加えて『殺陣を真ん中で』しかも『カッコよく』やらなければいけないのだ!

そこで、この日は私が即興でセリフや動きをつけながら、殺陣の入った短い芝居を作ってみた。


まずは角帯をしめて木刀を装着し、それから大まかな動きとセリフを作っていく。

ためしに「つば競り合い」をやってもらうと・・・・・・・・・・


うーーーーーん、ちょっと腰が引けてるかな?(^―^;)
ここで私がちょこっとアドバイス。


すると、こんな感じになりましたwww↓↓↓



うんうん、かなりサマになってきたよ~。
おまけにどちらもいい表情してますわ♪
いろいろ動きがついたせいでセリフにも感情がこもってて、このまま充分お芝居として観られるモノに仕上がってます!

みんなスゴい!!!
ついでに、教えてる先生(ワタシ)もスっゴい!!!( ̄ー+ ̄)ふっふーん

このまま行けば「卒業公演」は間違いなく面白くなるぞ!!!!!
この調子でがんばろーっ!

2015年7月20日月曜日

テキスト台本NO.1「サプライズプレゼント」

当養成所では、滑舌や発声を鍛えるための「五十音」や「外郎売り」など、生徒の成長レベルに合わせていろんな課題テキストを渡しています。
地道に基礎訓練をつづけようやく一定のレベルに達したと判断したら、次に渡されるのが「テキスト台本」。

うちでは私がクラス構成やその時のレベルに合わせてオリジナルの脚本を書くことにしています。

もちろん既成の脚本を使ってもいいのですが、クラスの人数や性別に合う作品となると探すのもなかなか難しい。。。
演技を勉強しはじめたばかりの人に、シャイクスピアやチェーホフをやらせるのもどうかと思いますし。

ま、一応これでも脚本家として2時間モノをいくつも書いてきたので、レッスンで使う数ページの短編ぐらい朝飯前なのですよ、この私にとっては!!!

はっはっはっ(^◇^)はっはっはっ


そんなワケで、まず私がチョチョイと書いたのが『サプライズプレゼント』という1ページの超みじかい脚本。


セリフも裏のないストレートな表現ばかりなので、沸き起こった気持ちを素直に表現すればちゃんと役柄を演じられるように作ってます。

とは言え、渡したばかりの頃は全員がセリフを覚えるのにも苦しんでました・・・・・。

あれからどのくらい成長したのか、こんどのレッスンでやってもらおうかなぁ。


2015年7月13日月曜日

学ぶというコト、教えるというコト

人が新しい世界に飛び込もうとすれば、そこには必ず「それまで知らなかったコト」や「考えもしなかったコト」が次から次へと出てくる。
新たな知識や課題にワクワクしたり、それを知るコトで自分が着実に成長できているという実感も生まれる。
聞くことや見るものすべてが新鮮で、それを身に着けさえすれば『自分は一人前になれるんだ』という希望に包まれる。

でも、そんなのは始めのうちだけ。。。

次々と繰り出される「知らないコト」「できないコト」に次第に疲れ、出された課題をクリアできない自分の実力を知り、おまけにそれを指摘してくる先生や先輩たちにもうんざりしてくる。

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なぜ私がこんなコトを書くかというと、2週間前の演技レッスンで稽古場の空気にふと違和感を感じたから。
以前は改善点をアドバイスされても前向きに受け止めていた生徒たちから、この日はなぜか覇気や熱意を感じない。

私が「レッスン前にテンションを上げてきてね」とか「自分の不安を稽古場にもちこまないように」と注意すると、みんななんとか即席の元気を爆発させ空気を明るくしようと頑張っていた。
どうやら自分たちの沈んだ空気に、全員がまったく気づいてなかった様子。。。

レッスン後、一人に理由を聞くと「自分が成長してる手ごたえがないんです」・・・・とのコト。


・・・・・・・・・・そっか。
それは指導する先生の・・・・・・・・・ってか、私のせいだわ(汗)


だって、ちゃんと成長してるし。
数か月前には全くできてなかったコトが、今では軽々とできるようになってるし。

私は生徒それぞれが課題をクリアすると、次にはさらにレベルアップした課題を与えている。
そして、そのこと自体が私から生徒みんなへの「あなたは成長してるんだよ♪」というメッセージだと思っていた。

だが、どうやらそう思っていたのは私だけで、生徒たちには全く伝わってなかったみたい・・・・・。
ってか、冷静に考えると伝わるワケないよね。。。

・・・・・・自分の怠慢を深く反省。
今後は、課題をクリアするたびにちゃんと言ってあげようと思います。

生徒だけじゃなくて、先生も日々勉強ってことです。。。