2015年6月29日月曜日

6月27日(土)/演技レッスン

この日は特別講師として、池田建太氏を迎えての演技レッスンでした。

台本を使ってセリフをしゃべる演技の際、陥りがちなのが「役の感情をリアルに表現できない」というコト。。。

ですが初心者の場合は、「役の気持ちの想像や共感すらできない」という、表現どころかそれ以前の問題で止まっちゃうことが多いようです。

生徒さんからも最近そういった点への不安の声が上がり始めたこともあり、この日はいつものメニューに変えて、感情の生み出し方を講義してもらいました。


まずは一人ひとりの実力や性格に見合った感情の生み出し方をレクチャー。

役の気持ちになるのが無理なら、せめて自分自身で使える感情を自覚させることから始めようってワケですね。

みんなが自分の中にある感情と向き合うことで徐々に緊張がほぐれてきたのか、和やかな空気のなか授業は進みます。




なに?なんなの?・・・・・・この溢れる笑顔は。。。

先生、嫉妬しちゃうぞっ!!!


でも、みんなの不安がひとつ取り除かれたのは良かったです♪

池田先生、あざーっしたぁー!


2015年6月22日月曜日

6月20日(土)/演技レッスン

◆ 授業内容 ◆

【演技】16:00~18:00

 ライトジョグ,筋トレ,体幹トレーニング
 ストップ&スパーク
 外郎売(ダッシュ,三角形)
 呼吸法,発声,滑舌
 課題:パンドラの乙女たち

この日の課題は、3カ月前に本番を終えた研究公演の台本。








3カ月前に上演した研究公演の本番映像を見せた際、少なからずショックを受けていた3人(笑)
ですが映像を見たことで、技術的に足りない部分を受け止めることができたのか、3カ月前よりもテンポもずいぶん良くなってました。

常に成長しつづける役者は、本番を終えてからも終わったはずの作品の稽古をします。
お客さんの反応や稽古場では起きなかったミスなど、本番の中でいくつもの新しい発見があるからです。

要するに――

本番を「ゴール」だと思うか、本番を「スタート」だと思うか。


自分がどちらのタイプかで、役者としての将来性が大きく違ってくるのかもしれませんね。
こればかりは、その人の性格や人間性の問題なので、養成所で修正するのは困難なのが残念です。。。

2015年6月15日月曜日

オリジナル木刀

T.A.Fでは殺陣のレッスンに特別な木刀を使用しています。

同系列の殺陣教室でも使用している木刀で、わざわざ宮崎県の武道具屋さんに細かい寸法を指定して作ってもらっているモノです。


上が一般的な木刀で、下がオリジナルの木刀です↑↑↑

一見すると長さは大差ありませんが、刃の部分の厚みに大きな違いがあります↓↓↓


上に比べて下のオリジナル木刀のほうは刃がかなり薄めになっているので、そのぶん重さも大幅に軽減されてます。

私たちがここまで木刀の重さや厚み、束(つか)の長さまでにこだわる理由は――

武道家になるために振る木刀なのか。
殺陣のできる役者になるために振る木刀なのか。

――というコト。

じつは一般的に売られている木刀は意外と重い。。。
もちろん素振りしながら腕の筋肉を鍛えられるという利点はあるものの、コレだと振り慣れてきたころには「筋肉ムキムキのゴリラ俳優」が出来上がってしまう。。。

男性ならそれでもいいかもしれないが、これがもし女性だったら?

2年もストイックに振り続けようものなら、ノースリーブが似合わない『ゴリマッチョ女優』が出来上がってしまいます。

Σ( ̄ロ ̄lll) 怖っっっ!


おまけに本番用の刀(竹光とか木身とか呼ばれますが)は、見た目からは想像できないほど軽いという罠も・・・・・。
重い木刀だけで鍛錬している人がいざ本番用の軽い刀を使うと、「軽いモノを振り回している」のがはたから見ている人にバレてしまうのです。

もちろん殺陣はあくまで「お芝居」なのですが、やはり本物の刀を振っているように見えるに越したことはないワケで・・・・・。

そこで当養成所では、軽めの木刀を使って『重い刀を振っているように見せる振り方』を選択しました。
これならパワーに自信のない人でも抵抗なく始められるし、現場で本番用の軽い刀を持たされても本物に近い振り方ができるようになります。

さらに、当養成所では木刀に名前を入れてお渡ししてます。


ぜひ自分の名前が入った愛着ある木刀で、カッコよく刀を振れる俳優を目指してください♪

なんか・・・・・・安っぽい通販番組みたいな記事になってしまった気が(-。-;)


2015年6月8日月曜日

6月6日(土)/演技・殺陣レッスン

◆ 授業内容 ◆

【演技】16:00~18:00
 ライトジョグ,筋トレ,体幹トレーニング
 ストップ&スパーク
 外郎売(ダッシュ,三角形)
 呼吸法,発声,滑舌
 課題:独白(一人台詞)

【殺陣】19:00~21:00
 準備運動,ステップ,筋トレ
 すり足(11種)
 素振り各種
 組太刀(対木刀,対人)

※音が出ます。音量にご注意ください。

Tシャツとジャージで木刀を振っているのは、1年目の初級クラス。
一つ一つの素振りが上達してきたので、いよいよ技を繋げていく段階に入りました。
ここまで来ると、ようやく「殺陣って楽しい!」と思えるようになってきます。

袴を着こなしているのは、2年目の中級クラス。
ここからはいよいよ人を相手に攻撃と防御の精度を磨いていく段階です。
卒業公演ではセンターで刀を振ることになるので、稽古にも自然と熱が入りますね♪

たった1年での差ですが、足さばきや刀さばきにも大きな成長が見られます。
このままの調子で行けば、いい卒業公演を迎えられそうです。

2015年6月1日月曜日

5月30日(土)/演技レッスン

◆ 授業内容 ◆

ライトジョグ/筋トレ/体幹トレーニング
ストップ&スパーク
外郎売(ダッシュ,三角形)
呼吸法,滑舌

課題:独白(一人台詞)


この日の課題は、独白(一人台詞)の練習です。

私が過去に書いた脚本の中から、一人台詞部分のみをいくつか抜粋してテキストを作成。

舞台役者にとってスポットライトを浴びながらたった一人で観客を相手にする「独白」は、プレッシャーとスリルの入り混じった芝居の醍醐味でもあります。

もちろん、それをやるだけの実力が必要にはなりますが・・・(^―^;)


最初はただ文字を追うことだけに必死で、滑舌や感情を込めるコトはすっかり忘れちゃってますw


それでもやっぱり役者を志す者にとって「独白」は、夢であり目標でもあります。
成長した自分の姿を想像しているのか、みんな楽しそうに授業に取り組んでいる姿が印象的でした。

これからも気負わず、でも着実に技術や経験を積み重ねていって欲しいモノです♪