当養成所では、基本訓練の題材に「外郎売(ういろううり)」を使っています。
『拙者親方と申すは――』で始まるこの「外郎売」は、歌舞伎十八番の一つで長いセリフの中に役者に必要な要素がすべて詰まった理想的な題材。
もともと江戸中期(享保)に初演された作品なので、当然のように「現代用語」なんか出てきません。
ですが、だからこそ日本語自体の持つ軽妙さや面白さに溢れています。
俳優として活動していくうえで、それぞれの「個性」を大事にすることは当然です。
ですが、いざその個性を発揮するためにも「基礎力」は必要不可欠だと私は思います。
当養成所の受講生には、この「外郎売」で滑舌,発声,呼吸法,表現力などをコツコツ磨き、誰の前でも堂々と演じられる俳優に育っていってほしいです。
2015年5月25日月曜日
2015年5月18日月曜日
5月16日(土)/殺陣レッスン(中級)
ゴールデンウィーク明けの殺陣レッスン・中級クラス。
一年前から考えると、見違えるほどサマになってきています♪
このレベルまで来ると、相手と刀を合わせる稽古が多くなります。
上達を実感しているせいか、かなりいい笑顔(^―^;)
おまけに稽古でいい汗かくだけあって、美肌になってきているような気も・・・・・・。
2015年5月4日月曜日
基礎テキスト「五十音」
T.A.Fに入所して、まず一番最初に渡されるテキストがコレ。
発声や滑舌の練習材料として定番の、北原白秋の「五十音」。
美内すずえの「ガラスの仮面」でも、練習風景に出てくるアレです♪
一言で「演技を学ぶ」とは言っても、初心者がいきなり『感情表現』や『役作り』に挑戦するのはハードルが高すぎますよね。。。
でも、コレだったら――
あめんぼ赤いな、アイウエオ!
と、とにかく大きく口を開けて大声を出すだけなので、大した恥ずかしさもなく課題に取り組めます。
役者を目指すなら避けては通れない「発声」と「滑舌」を訓練する入口としては、最適なのではないでしょうか。
演技の習い始めなんて、誰でもみんなが初心者。
難しいことは一切考えず、大声を出しながら恥ずかしさを吹っ飛ばしましょう!
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